「アメリカの大学の卒業式って、どんな雰囲気なんだろう?」
北テキサスで子育て中の駐在ファミリーにとって、子どもの進学・卒業はちょっと未知の世界。先日、わが家の長女りんがUniversity of North Texas(UNT)を卒業し、UNT Coliseum(通称Super Pit)で行われた卒業式に親として参列してきました。

しろりんの学部には日本人は彼女ひとりだけという環境。英語の壁、文化の壁、孤独感…たくさんあったと思います。それでも無事に卒業証書を受け取ってくれて、親としては本当に感無量でした。
この記事では、北テキサス在住の駐在員ファミリーや、お子さんを将来アメリカの大学に進学させたい方の参考になるように、アメリカの大学卒業式のリアルな様子・UNTという大学・親としての心境を体験ベースでまとめます。
UNT(University of North Texas)ってどんな大学?
UNTは、ダラス・フォートワース都市圏の北側Dentonにあるテキサス州立の総合大学です。1890年創立、学生数は約4万5千人と全米でも有数の規模。テキサス州内では学費が抑えめで、留学生や駐在家庭の子女にも人気の選択肢のひとつです。
- 所在地:Denton, TX(ダラス中心部から車で約45分・北方面)
- 規模:学生数 約45,000人(全米トップ30の大規模州立大)
- 名物学部:音楽(College of Music)、ビジネス、工学、芸術系
- スクールカラー:グリーン&ホワイト
- マスコット:Scrappy(イーグル)
Dentonは「音楽の街」としても有名で、UNTのJazz Studiesは全米トップクラス。学生街として治安も比較的よく、ダラス中心部より物価も抑えめなので、駐在ファミリーの引っ越し候補地としても検討する価値ありです。
卒業式の会場:UNT Coliseum(Super Pit)
卒業式の会場はUNT Coliseum。バスケットボールの試合などでも使われる屋内アリーナで、地元では「Super Pit」の愛称で呼ばれています。


場内に入ると、大型ビジョンに「Spring 2026 Commencement」の文字。Coca-Colaのロゴ入りボードがアメリカらしさを醸し出しています。客席はぎっしりで、家族・親族・友人で会場は満員。日本の卒業式の「静かに整然と」とはまるで違う、「お祭りモード」の雰囲気です。





アメリカの卒業式・日本との違い
初めて参列してみて、日本とのギャップに驚いたポイントをまとめます。
1. 服装はガウン+角帽が定番
卒業生は全員、学校のカラー(UNTはグリーン)のガウンと角帽(モルタルボード)を着用。角帽には自分でデコレーションする人も多く、メッセージやイラスト入りで個性全開。日本の袴姿とはまた違うフォトジェニックさです。


2. 学位授与は1人ずつステージで
名前を呼ばれた卒業生が一人ひとりステージに上がり、学長(President)と握手して学位記を受け取るという、いわば「主役の時間」がきっちり用意されています。家族はそのタイミングで歓声・口笛・大声援。日本式の感覚だと「うるさいかな?」と思うほどの盛り上がり方ですが、それが普通です。
3. 親も完全にフェスティバル参戦モード








卒業式の入場には事前にオンラインでチケット(無料)を取得しておく必要がある場合があります。家族の人数分のチケットを早めに確保しましょう。会場は冷房が効いているので、薄手の上着があると安心です。
「学部に日本人ひとり」でやり切ったりん
りんが所属していた学部、卒業生のなかで日本人は本人ひとりだけだったそうです。英語ネイティブ、文化背景もまったく違うクラスメイトたちに囲まれての4年間。グループ課題・発表・ディスカッション、どれも苦労した話を聞いてきました。








アメリカの大学は「入るより出るほうが難しい」と言われます。日本人ひとりという環境で、英語の負荷と単位の重さを乗り越えて卒業まで到達したというのは、結果以上に価値のある経験になっているはずです。
式の後はUNT Coliseum前で記念撮影タイム
卒業式が終わると、会場の外は家族写真大会の様相。UNT Coliseumの看板を背景に、どこを向いてもガウン姿の卒業生+家族の撮影が行われています。


わが家もしっかり、卒業証書を持って3人で撮影。この瞬間のために北テキサスで4年踏ん張ったと思うと、ただの写真でも何だかキラキラして見えます。





家族で打ち上げ:そらも合流してロデオ系バーガー
そらは式典には参加できなかったのですが、その後の食事会で合流。家族そろってのお祝いランチになりました。テキサスらしくロデオモチーフのバーガー店で、しっかりアメリカンサイズの料理を堪能。











これから駐在を控えた家族・子育て中の方へ
「アメリカで子どもを大学まで通わせる」と聞くと、ハードルが高そうに感じるかもしれません。実際、英語・文化・学費…悩みはたくさんあります。でも、今日この日を迎えてみて、いくつか伝えたいことがあります。
日本人ひとりの環境でも、ちゃんと卒業まで行ける。英語が完璧でなくても、本人のがんばりと家族のサポートがあれば、4年間走り切ることは十分可能です。
テキサスの州立大は意外と現実的な選択肢。UNTのような大規模州立大は、留学生・駐在家庭にとっても比較的アクセスしやすく、学費・治安・通学距離のバランスが取れています。
卒業式そのものが「アメリカ生活の総決算」になる。家族で参列する経験は、駐在生活のいい締めくくり・節目になります。可能なら、ぜひ参列してあげてください。
よくある質問
- UNTの卒業式に家族は何人まで参列できますか?
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学期や学部によりますが、UNT Coliseumのキャパが約9,000人と大きいため、家族枠は比較的取りやすい傾向です。事前に学部からのアナウンスを確認しましょう。
- 服装の指定はありますか?
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参列者の服装は「セミフォーマル〜カジュアル」で問題ありません。アメリカではTシャツ+ジーンズの家族もいれば、スーツ姿もいてバラバラ。気合いを入れすぎなくて大丈夫です。
- 卒業式は何時間くらいかかりますか?
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学部規模にもよりますが、目安は1.5〜2時間。卒業生が多い学部ほど、名前読み上げに時間がかかります。途中退出も比較的自由です。
- 駐在家族の子どもがアメリカの大学に進学するメリットは?
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英語環境での学位取得・現地ネットワーク・将来の就職選択肢の広がりなどが挙げられます。一方で、本帰国後のキャリア・家族の距離など事前に話し合っておくべきポイントもあります。
まとめ:北テキサス駐在のひとつの節目
UNTでのりんの卒業式、想像以上にエモーショナルで、家族にとって北テキサス駐在生活のひとつの大きな節目になりました。
- UNTはDentonにある州立総合大、駐在家族にも現実的な選択肢
- 卒業式の雰囲気はお祭りモード、日本とは違うエンタメ感
- 「日本人ひとりの学部」でも、最後まで走り切ることはできる
- 家族で参列する経験は、駐在生活の総決算になる












