「来月、日本から出張で行きます。何を持っていけばいいですか?」
駐在していると、本社や取引先の方からこう聞かれる場面が必ずやってきます。特に夏の北テキサスは、日本から来る方の想像とかなり違う環境です。
我が家も何度か受け入れ役をやってきましたが、毎回同じことを聞かれ、毎回同じところでみなさん驚かれます。今回は出張者から実際によく聞かれる質問を、そのまま答える形でまとめました。日本の方に転送してもらえる内容にしてあります。
まず知ってほしい「8月のダラスは屋外と屋内で別の季節」
北テキサスの夏は、日中40℃近くまで上がる日が続きます。日本の猛暑と数字は近いのですが、湿度が低いぶん日差しの刺さり方が強く、駐車場を歩くだけで体力を持っていかれます。
ところが問題は暑さそのものではありません。屋内の冷房が容赦なく強いことです。オフィス、レストラン、ショッピングモール、どこも寒いくらいに効いています。
みんと


薄手のカーディガンかジャケットを1枚。これだけで出張中の快適さがまったく変わります。
服装|スーツは基本いりません
日本から来る方が一番気にされるのが服装です。結論から言うと、オフィスカジュアルで問題ありません。
北テキサスの職場は、日本よりむしろラフです。Tシャツやポロシャツにチノパン、足元はスニーカー。この格好で働いている人がごく普通にいます。日本の感覚でスーツ一式を持ってくると、かさばるうえに一度も着ないまま帰ることになりがちです。
持ってくると安心なもの
- ポロシャツ・襟付きシャツ(数枚あれば十分)
- 羽織れるカーディガンか薄手のジャケット(冷房対策・必須級)
- 歩きやすいスニーカー
- サングラス(日差しが本当に強いです)
逆に不要になりがちなもの
- スーツ上下(式典や公式訪問の予定がなければ出番なし)
- 折りたたみ傘(夏はほとんど降りません)
- 厚手の上着(屋外では完全に荷物になります)
ただし訪問先によってドレスコードは変わります。銀行・法律事務所・官公庁系の訪問が入っている場合は、受け入れ側に事前確認してください。
手土産|「個包装のお菓子」が正解です
これも毎回聞かれます。アメリカのオフィスに日本から手土産を持っていく場合、個包装で配りやすいお菓子が一番喜ばれます。
オフィスに20名程度いるとして、みんなが自分のデスクに持ち帰れるものが理想です。逆に、切り分けが必要なものや要冷蔵のものは、現地で扱いに困ります。
鉄板で喜ばれるもの
- 日本限定フレーバーのキットカット(抹茶・ほうじ茶など。話のネタにもなります)
- 個包装のおせんべい
- 小分けの和菓子・チョコレート






アメリカは肉製品の持ち込み規制が厳しく、肉エキスが入った食品は税関で止められることがあります。おつまみ系のスナックや、だし・スープ系の加工品は原材料表示を必ず確認してください。
「お菓子だから大丈夫」と思っていたものが引っかかるケースがあります。迷ったら持ってこない、が無難です。
なお、量については気負う必要はありません。重い思いをして大量に抱えてくる必要はなく、気持ち程度で十分に喜ばれます。
受け入れる側が先に伝えておくと親切なこと
駐在側が事前に共有しておくと、出張者の負担がぐっと減ります。我が家が毎回送っている内容がこちらです。
- 屋内の冷房が強いので羽織るものを1枚(これを言わないと必ず後悔されます)
- 服装はオフィスカジュアルでOK、スーツは不要
- 移動はほぼ車。空港からの足をどうするか先に決めておく
- 手土産は個包装のお菓子、肉エキス入りは避ける
- 日中の外歩きは想像以上に体力を使うので、予定を詰めすぎない
この5行をそのままメールやチャットで送るだけで、「聞いておいてよかった」と言われます。
よくある質問
- チップはどうすればいいですか?
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レストランでは会計の18〜20%程度が目安です。伝票にチップ欄があるので、そこに金額を書き足すか、端末で提示される割合から選びます。
- 現金は必要ですか?
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ほとんどの場面でクレジットカードが使えるので、多額の現金は不要です。少額の現金があると安心という程度です。
- スマホはそのまま使えますか?
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日本のキャリアの海外プランを使うか、渡航前にeSIMを用意しておくとスムーズです。空港に着いてから慌てないよう、出発前に設定を済ませておくのがおすすめです。
- 何日前から時差ボケ対策をすべきですか?
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日本とダラスは14時間差(夏時間)です。到着日は予定を入れず、翌日から本番にできると体が楽になります。
まとめ
日本から北テキサスへ出張する方に伝えるべきことは、実はそんなに多くありません。
- 屋外は猛暑、屋内は極寒。羽織るもの1枚が最重要
- 服装はオフィスカジュアルで十分。スーツは基本不要
- 手土産は個包装のお菓子。肉エキス入りは税関で止まることがある
- 量は気持ち程度で十分。重い荷物を抱えてくる必要はない
受け入れる側が先回りして伝えておくと、来る方も安心して準備ができます。この記事のURLをそのまま送ってもらっても大丈夫です。












